地域活動コラム
地域活動虎の巻【1】きっかけ
2026年03月13日 [地域活動虎の巻【1】きっかけ]
地域活動は「正解ルート」を探さなくていい〜25年遠回りして分かったこと〜(4)

はじめに|「正しくやろう」としすぎていた頃
こんにちは、司法書士の清水です。
地域活動を始めたばかりの頃の私は、「どうやればうまくいくのか」「他の地域ではどうやっているのか」そんなことばかりを考えていました。
失敗したくない。無駄なことはしたくない。せっかくやるなら、正しいやり方で進みたい。今思えば、それはとても真面目で、同時にとても苦しい考え方だったように思います。
地域活動に「正解ルート」は用意されていない
25年、地域活動に関わってきて、はっきり分かったことがあります。それは、地域活動には「これをやれば成功する」という正解ルートは存在しないということです。
本や事例集に載っている活動も、別の地域ではうまくいかないことが珍しくありません。人も、文化も、歴史も、置かれている状況も違うからです。
遠回りや試行錯誤は、失敗ではない
当時の私は、「遠回り=無駄」「うまくいかない=失敗」そう思い込んでいました。
でも、今ならはっきり言えます。遠回りや試行錯誤は、地域活動にとって必要なプロセスです。うまくいかなかったからこそ、「この地域では、このやり方は合わない」「この人たちには、別の関わり方が必要だ」そんなことが、少しずつ分かってきました。
司法書士の仕事と、地域活動はよく似ている
司法書士として仕事をしていると、「この手続きがベストです」と一言で言えない場面に、たくさん出会います。
相続も、不動産も、後見も、家族関係や想い、背景によって、選ぶべき道は変わります。
地域活動も同じです。他人の成功事例をそのままなぞるより、自分たちの地域に合う形を探し続けることの方が、ずっと大切です。
正しくやる」より「続けられる形」を
正解を探し続けると、どうしても動けなくなります。
「これでいいのだろうか」「間違っていないだろうか」そんな不安が大きくなりすぎると、一歩が踏み出せなくなってしまいます。
地域活動は、正しくやることより、続けられる形を見つけることが何より大切です。
「自分たちのやり方でいい」「うまく言葉にできなくてもいい」「形が整っていなくてもいい」「途中で変わってもいい」
それが、その地域、その人たちにとっての「正解」なのだと思います。
おわりに|遠回りした分だけ、見える景色がある
25年遠回りしてきたからこそ、今の私は「急がなくていい」と言えるようになりました。
もし今、「やり方が分からない」「これで合っているのか不安」そう感じている方がいたら、安心してください。
正解を探して立ち止まるより、少しずつでも歩き続ける方が、必ず何かが残ります。


