Category
メニュー

地域活動コラム

地域活動虎の巻【1】きっかけ

資金が足りない=失敗、ではない〜小さく始めて育てるという選択〜(2)

資金が足りない=失敗、ではない
はじめに|「お金がないから無理」と言われた経験

こんにちは、司法書士の清水です。

地域活動の相談を受けていると、よく耳にする言葉があります。
それは、「やりたい気持ちはあるけれど、資金が足りないから無理ですよね」というものです。
実は、私自身も何度となく同じ壁にぶつかってきました。地域のために何かしたいと思っても、会場費、印刷費、運営費…。考え始めると、どうしても「お金」の問題が頭をよぎります。

地域活動に、最初から十分な資金があることは稀です

25年地域活動に関わってきて、はっきり言えることがあります。最初から十分な資金が用意されている地域活動の方が、むしろ少ないということです。

多くの活動は、
・個人の持ち出し
・小さな協賛
・できる範囲での工夫
そうした積み重ねから始まっています。

にもかかわらず、私たちはつい「しっかりした予算がないと始めてはいけない」「中途半端にやるくらいならやらない方がいい」と思いがちです。

「立派に始めよう」とすると、続かなくなる

これは私自身の反省でもありますが、最初から立派にやろうとすると、資金面でも気持ちの面でも苦しくなります。
地域活動は、事業とは違い、すぐに収益が出るものではありません。

それなのに、最初から完成形を目指してしまうと、
・資金負担が重くなる
・関わる人の負担も大きくなる
・続けること自体が目的になってしまう
という状態に陥りやすくなります。

小さく始めて、必要になったら考える

司法書士の仕事でも同じですが、最初から完璧な相続対策や将来設計を描ける方はほとんどいません。

地域活動も同じです。まずは小さく始める。やってみて、必要になったら次を考える。
・無料でできることは何か
・今ある場所、人、つながりを使えないか
・お金をかけなくても伝えられる方法はないか
こうした視点で見直すと、「できること」は意外と多いものです。

お金がないからこそ、知恵と関係性が育つ不思議なもので、資金に余裕がない活動ほど、人とのつながりや、助け合いが自然と生まれやすくなります。「手伝うよ」「それならうちでできる」そんな声がかかるようになると、活動は個人のものから地域のものに変わっていきます。これは、後からお金をかけてもなかなか手に入らない、大切な財産です。

失敗ではなく、途中経過と考えてみる

もし途中で活動が止まったとしても、それは必ずしも失敗ではありません。その時点では難しかった、というだけ。経験やつながりは、必ず次に活きます。地域活動は、一本の道ではなく、回り道や寄り道の連続です。資金が足りないと感じたら、「今はこの規模でいい」そう考えてみてください。

おわりに|続けることを最優先に

地域活動で一番大切なのは、立派に始めることではなく、細くても続けることだと、私は思っています。
  • MIRAI JOHO 編集室
  • 横浜市戸塚区戸塚町157番地 フタバビル203
    司法書士法人あいおい総合事務所内