NPO法人にゃぶ・猫を保護する人を増やす会|地域活動を担う仲間達|MIRAI JOHO 編集室は、戸塚区エリアの人・企業・NPOをつなぐ地域情報発信プラットフォームです。

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地域活動を担う仲間達

NPO法人にゃぶ・猫を保護する人を増やす会

活動内容
猫の保護
活動エリア 横浜市泉区・戸塚区・瀬谷区など
代表者名 伊藤明美(代表理事)
メンバー数・会員数 ボランティアメンバー約50名
会員約80名
設立年 2023年(法人設立)
公式サイト https://nyab.info/
スタッフブログ https://ameblo.jp/nyabu222/
インスタグラム https://www.instagram.com/hogoneko99?stkn=MTVkaXUxaTFibnU3MQ%3D%3D
X https://x.com/nyabu_izumiku

活動への想い

活動を続けるうえで大切にしていること
「保護する」とは決断することです。
「どうしようかと迷っているうちは保護できない。保護すると決める」という強い意志が根底にあります。
時には、けがや病気などのハンデを抱え、譲渡につながりにくい猫を保護することもあります。一匹一匹の命に向き合い続けて、最後を看取ることもあります。


活動の目標
目指しているのは、外で暮らす野良猫や、身勝手な事情で置き去りにされる猫がいない社会です。
猫にもそれぞれ事情があり、もともとは人と暮らしていたのに、突然外で生きなければならなくなった猫もいます。
そうした猫たちの置かれた状況に想いを寄せ、命を温かく見守れる社会になってほしいと願っています。


メンバーの心に残っている出来事・エピソード
預かりボランティアの高橋さんにとって、現在の活動につながる大きなきっかけとなったのは、自宅の庭で野良猫が子どもを産んだことでした。
庭で生まれた子猫たちが成長し、近隣との関係にも悩んでいたとき、代表の伊藤さんと知り合いました。そこで猫たちを自宅に迎え入れ、ケージで預かることになったのです。
その後、預かった猫たちの半数が譲渡され、空いたケージでさらに別の保護猫を受け入れるようになりました。
こうした積み重ねが、現在の預かりボランティアへとつながっています。
高橋さんは、猫たちがそれまでどのような環境で過ごしてきたとしても、預かり部屋では一匹一匹に分け隔てなく接し、安心して過ごせるようにお世話をしています。

活動内容

猫を保護し、人に慣れるまで預かり部屋などでお世話をしながら、一般家庭への譲渡につなげています。
保護された猫の中には、人に慣れていない子や、けがや病気などのハンデを抱えた子もいます。それぞれの猫の状態に合わせてお世話をしながら、新しい家族との出会いを目指しています。
譲渡会は、泉区を拠点に月2回の「ふれあい譲渡会」を開催するほか、オリンピック東戸塚店や弥生台自治会館などでも定期的に開催しています。昨年2025年の開催数は49回にのぼりました。

これまでの歩みと課題

活動を始めたきっかけ
猫の保護を始めたのは、2002年5月のことです。
当時、インターネット上の巨大掲示板「2ちゃんねる」で、猫を虐待・殺害する様子を画像で公開し、それを楽しむ人たちの存在を知りました。
その様子を目の当たりにし、「こんなことがあってはならない」「外にいる猫を保護しなければ」という強い思いを抱き、個人で猫の保護を始めました。
その後、支援の輪は徐々に広がり、2023年1月にNPO法人化。現在は、泉区を拠点に、猫たちの命を守り、新しい家族へとつないでいます。

現在向き合っている地域・社会の課題
地域の課題として、猫の不妊手術をしないまま餌を与え続けた結果、繁殖が進み、多頭飼育状態になってしまうケースが挙げられます。こうした状況に困った方からの相談も多く、猫の保護や新しい飼い主への譲渡などの対応をしています。
また、社会的な課題として、高齢の飼い主が施設に入居したり、亡くなったりすることで、飼われていた猫が自宅に取り残されてしまうケースも増えています。
人の暮らしの変化によって行き場を失う猫たちをどう守っていくかも、保護を続けるうえで大きな課題となっています。

成果・実績

2025年は、年間49回の譲渡会を開催し、約65頭の猫たちが新しい里親さんのもとへ巣立っていきました。また、年間の保護頭数は約95頭にのぼります。
保護した猫すべてが譲渡につながるわけではありません。人に慣れるまで時間がかかる猫や、病気やけがなどのハンデを抱え、一般家庭への譲渡が難しい猫もいます。そうした猫たちも穏やかに過ごせるように、動物病院やボランティアさんと協力してお世話しています。
また、独立した譲渡会だけでなく「湘南台ファンタジア」などの合同譲渡会にも初回から継続して参加し、猫たちと里親候補の方々が出会う機会を広げています。

いま感じていること

活動を進める中で、いま大きく感じていること
現在、大きな課題となっているのが、保護猫を預かる場所と活動資金の不足です。
保護する猫の数に対して預かり場所が足りず、限られたスペースで多くの猫をお世話しなければならない状況が続いています。
また、けがや病気などのハンデを抱えた猫には継続的な治療やケアが必要となり、医療費も大きな負担になっています。ご寄付をいただいているものの、それだけでは十分にまかなえないのが現状です。
さらに、保護猫活動に対する社会的な理解の不足も課題の一つです。
NPO法人であれば行政などから十分な資金を得られると思われたり、保護団体に猫を預ければすべて解決すると思われたりすることもあります。
しかし、実際の活動は多くの個人からの寄付やボランティアの力によって支えられています。保護を依頼する側も一緒に考え、協力してもらうことの大切さを伝えていく必要があると感じています。

その状況を少しでも前に進めるための工夫や挑戦
保護を継続するため、クラウドファンディングに取り組むほか、横浜市のふるさと納税制度を通じた基金や、パルシステムの支援金・ポイント寄付など、さまざまな仕組みを活用して保護費用を集めています。
また、活動をより多くの方に知ってもらうため、企業のホームページやコラムなどを通じた情報発信にも取り組んでいます。
今後は、企業とのつながりをさらに広げるとともに、助成金や補助金などの活用も検討しながら、保護を継続するための資金確保を目指しています。
猫たちの新しい家族を見つけるためにも、そして保護活動を続けるためにも、より多くの方に当会の現状を知ってもらい、支援の輪を広げていくことが重要だと考えています。


これから取り組んでみたいこと、広げていきたいこと
今後の目標は、保護場所を十分に確保できるよう、より大きな資金を集め、猫たちが安心して過ごせる環境を整えることです。
同時に、猫の保護を一部のボランティアだけが行うものではなく、誰もが身近な問題としてとらえられるようにしていきたいと考えています。
また、現在は無償のボランティアに支えられていますが、将来的にはスタッフに給与を支払える体制を整え、持続可能なNPO法人として活動を続けていくことも目標の一つです。
猫たちを守る活動を長く続けていくためにも、保護する場所、資金、そして社会からの理解を少しずつ広げていきたいと考えています。

地域との連携・協働について

これまでの関係団体・企業・学校・行政など
これまで、弥生台自治会や緑園六丁目自治会のご協力を得て、譲渡会やイベントを開催することができました。地域の自治会のお祭りや中田小学校のさくら祭りへの出店などを通じて、地域の方々とのつながりを築いてきました。
また、泉区生活衛生課との関わりや、戸塚区民活動センターでの保護猫の写真展など、行政や地域の施設とも接点を持ちながら活動しています。
そのほか、パルシステムからの支援など、企業・団体による支援も活動を支える大切な力となっています。

一緒に取り組んで良かったこと・生まれた変化
地域や企業・団体とのつながりを通じて、活動を知ってもらう機会や、支援を受ける機会が広がっています。
例えば、横浜市のふるさと納税制度を通じた支援や、パルシステムの支援金、会員のポイント寄付などは、活動を継続するうえで大きな支えとなっています。
また、企業のホームページやコラムなどで活動を取り上げてもらうことも、当会の存在や保護猫について知ってもらう貴重な機会になっています。
こうしたつながりを通じて、一人でも多くの方に当会を知ってもらい、猫たちの保護や譲渡につながることを期待しています。


これからつながっていきたい地域の方
今後は、地元の企業や行政とのつながりをさらに深めていきたいと考えています。
地域の企業に当会への理解を深めてもらい、情報発信や資金面など、さまざまな形で協力してもらえる関係を築いていくことが目標です。

もし一緒にできたら嬉しいこと・やってみたいこと
例えば、企業の社内掲示板などで譲渡会の情報を紹介してもらうことができれば、社員の方々に活動を知ってもらうきっかけになります。
その中から里親になりたいと考える方が譲渡会に足を運んでくれれば、新しい家族との出会いにもつながります。
また、けがや病気などのハンデを抱えた猫たちの医療費についても、企業や地域の方々から支援をいただけると大きな助けになります。
里親探しだけでなく、資金面や情報発信など、さまざまな形で地域と協力しながら、1頭でも多く、猫を救えるように体制を整えたいと考えています。

地域の皆さまへのメッセージ
私たちの団体名は「にゃぶ・猫を保護する人を増やす会」です。
猫を保護することを、特別な人だけができることではなく、誰もが身近なこととしてとらえられる社会にしていきたいと考えています。
かわいそうな猫を見つけたとき、「自分では保護できないから、あとは団体に任せよう」と考えるのではなく、「自分にも何かできることはないだろうか」「一緒に手伝ってもらえないだろうか」と考えていただけたら嬉しいです。
一人で保護することが難しくても、相談したり、保護活動を手伝ったり、譲渡会の情報を広めたりと、できることはさまざまです。
まずは、泉区や弥生台に、猫たちの命を守るために行動している人たちがいることを知っていただけたらと思います。
そして、少しずつでも温かく支えていただけたら幸いです。
みんなが猫たちに手を差し伸べられる、優しい社会を一緒につくっていけたら嬉しいです。

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