地域活動コラム
まちづくりインタビュー
2026年11月05日 [まちづくりインタビュー]
子どもも大学生も「ありのまま」でいられる温かなサードプレイスを〜OIKOS戸塚の挑戦〜

横浜市戸塚区で、子どもたちの笑顔と大学生の活気があふれる新しい居場所「OIKOS(オイコス)戸塚」が誕生しました。2026年8月に産声をあげたこの団体を引っ張るのは、熱い情熱を持った現役の大学生たちです。
「どんな境遇にある子どもであっても、『自分は一人じゃない』『ここにいていいんだ』と心から思える温かい場所をつくりたい」——。そんな等身大の想いを胸に歩み始めたOIKOS戸塚の代表・兒玉七海(こだま なみ)さん、副代表の齊藤さん、会計の中村さんのお話から、活動への想いや今後の展望をお届けします。
きっかけを作ったのは、ボランティアに関心がありつつも一歩を踏み出せずにいた副代表の齊藤さん。大学進学後に他団体の活動へ参加した際、母団体であるOIKOSの代表から「自 分の大学でも立ち上げてみたら?」 と背中を押されて、友人の兒玉さんに「一緒にやってみよう!」と声をかけました。
声をかけられた代表の兒玉さんにはきっかけとなる原体験がありました。小学生の頃、ネグレクトや不登校で孤立していた時期があり、地域の温かな居場所に救われた経験を持っていたのです。「本当に支援が必要な子ほどSOSを出せず孤立してしまうのではないか」という強い問題意識を抱いていた兒玉さんは、齊藤さんの提案に深く共感し、二人で立ち上げを決意しました。
さらに、運営を支えるために友人で会計業務やボランティアに関心のあった中村さんが「手伝うよ!」と加わり、3人の強みを結びつけた体制が整いました。
立ち上げ当初、戸塚という地域はメンバーにとって未知の領域でした。しかし、準備を進める中で戸塚区社会福祉協議会や「認定NPO法人こまちぷらす」、そして近隣の「かしおのこども食堂」といった地域の先輩団体が温かく手差し伸べてくれました。地域の方々の協力のもと手探りで準備を重ね、ついに第一歩を踏み出しました。
初開催に向けて、チラシ配布などの周知活動から保険手続き、学生ボランティアの募集まで、ゼロから準備を積み重ねてきました。友人やボランティア仲間に声をかけたところ、運営メンバーと母団体OIKOSスタッフのほかに5名の学生がボランティアとして集結。地域の温かい協力の甲斐あって、当日は12名の子どもたちが足を運んでくれました。
開催当日は運営側として現場に立つメンバーは緊張と不安でいっぱいでした。しかし、一緒にお弁当を食べ、一緒に遊ぶうちに、子どもたちと学生スタッフの緊張がほぐれて会場はたくさんの笑顔で満たされました。
後日寄せられた保護者アンケートには、感動的な言葉が記されていました。
「子どもに『楽しかった?』と聞いたら、『楽しかった!』よりも先に『また行きたい!』という言葉が返ってきました」
子どもたちの無邪気な姿やこの言葉に触れ、準備の苦労が一気に報われたと語る兒玉さん。「子ども同士」「大学生同士」の新しい繋がりが生まれる現場を目の当たりにし、「この場所を継続して守っていかなければならない」という強い責任感と地域への愛着が芽生えました。
1.「ここにいていい」と思える安心感と温もりを守ること
2.ボランティアの学生が「義務感」ではなく、「好きで楽しいから行く」ワクワクを原動力にすること
3.「やらない・やりたくない」という気持ちも尊重し、その子の心のペースに寄り添うこと
一方で、活動を続ける中での試行錯誤も続いています。運営メンバー自身がまだ未熟であることを自覚しており、学業やプライベートとの両立、メンバー間での意見のすれ違いなど、等身大の課題にぶつかることも少なくありません。それでも、「戸塚の子どもたちのために活動したい」という情熱と真摯な姿勢で、一つひとつの課題と向き合っています。
子どもたちにとって「気軽に遊び、悩みを相談できる親戚のお兄さん・お姉さん」のような信頼関係を深めていきたいと考えています。
さらに、地域全体への展望として、OIKOS戸塚は「既存の団体同士をつなぐハブ的な存在」になることを目指しています。戸塚には多くの支援団体や居場所がありますが、横の連携にはまだ深められる余地があります。『若い世代がアクティブに動き回ることで、地域内の多様な拠点をつなぎ、地域全体で子どもたちを優しく見守る温かい連鎖を作っていきたい。』そんな未来を描いています。
そう話す兒玉さん、齋藤さん、中村さんの言葉からは、活動に対する真っすぐな想いが伝わってきます。
試行錯誤を重ねながらも一生懸命に地域と向き合うOIKOS戸塚の挑戦。
その温かい想いの輪が、これから戸塚の街に大きく広がっていくことが期待されます。
活動地域:神奈川県横浜市戸塚区戸塚地域
活動分野:子ども支援
代表者:兒玉 七海
設立年月:2026年8月22日
Instagram:https://www.instagram.com/oikos.totsuka?stkn=MTgzc2UxamN2bGQ1Ng%3D%3D
「どんな境遇にある子どもであっても、『自分は一人じゃない』『ここにいていいんだ』と心から思える温かい場所をつくりたい」——。そんな等身大の想いを胸に歩み始めたOIKOS戸塚の代表・兒玉七海(こだま なみ)さん、副代表の齊藤さん、会計の中村さんのお話から、活動への想いや今後の展望をお届けします。
3人の想いと強みが重なって生まれた場所
OIKOS戸塚の立ち上げは、3人の大学生の強い想いとタイミングが重なったことから始まりました。きっかけを作ったのは、ボランティアに関心がありつつも一歩を踏み出せずにいた副代表の齊藤さん。大学進学後に他団体の活動へ参加した際、母団体であるOIKOSの代表から「自 分の大学でも立ち上げてみたら?」 と背中を押されて、友人の兒玉さんに「一緒にやってみよう!」と声をかけました。
声をかけられた代表の兒玉さんにはきっかけとなる原体験がありました。小学生の頃、ネグレクトや不登校で孤立していた時期があり、地域の温かな居場所に救われた経験を持っていたのです。「本当に支援が必要な子ほどSOSを出せず孤立してしまうのではないか」という強い問題意識を抱いていた兒玉さんは、齊藤さんの提案に深く共感し、二人で立ち上げを決意しました。
さらに、運営を支えるために友人で会計業務やボランティアに関心のあった中村さんが「手伝うよ!」と加わり、3人の強みを結びつけた体制が整いました。
立ち上げ当初、戸塚という地域はメンバーにとって未知の領域でした。しかし、準備を進める中で戸塚区社会福祉協議会や「認定NPO法人こまちぷらす」、そして近隣の「かしおのこども食堂」といった地域の先輩団体が温かく手差し伸べてくれました。地域の方々の協力のもと手探りで準備を重ね、ついに第一歩を踏み出しました。
「また行きたい!」笑顔あふれる初開催
初開催に向けて、チラシ配布などの周知活動から保険手続き、学生ボランティアの募集まで、ゼロから準備を積み重ねてきました。友人やボランティア仲間に声をかけたところ、運営メンバーと母団体OIKOSスタッフのほかに5名の学生がボランティアとして集結。地域の温かい協力の甲斐あって、当日は12名の子どもたちが足を運んでくれました。
開催当日は運営側として現場に立つメンバーは緊張と不安でいっぱいでした。しかし、一緒にお弁当を食べ、一緒に遊ぶうちに、子どもたちと学生スタッフの緊張がほぐれて会場はたくさんの笑顔で満たされました。
後日寄せられた保護者アンケートには、感動的な言葉が記されていました。
「子どもに『楽しかった?』と聞いたら、『楽しかった!』よりも先に『また行きたい!』という言葉が返ってきました」
子どもたちの無邪気な姿やこの言葉に触れ、準備の苦労が一気に報われたと語る兒玉さん。「子ども同士」「大学生同士」の新しい繋がりが生まれる現場を目の当たりにし、「この場所を継続して守っていかなければならない」という強い責任感と地域への愛着が芽生えました。
大切にしたい3つの姿勢と抱えている課題
OIKOS戸塚が目指すのは、家庭や学校に続く「自分らしくありのままで過ごせるサードプレイス」です。特別な非日常イベントではなく、日常の延長線上にある温かい思い出の場所を目指し、3つの姿勢を大切にしています。1.「ここにいていい」と思える安心感と温もりを守ること
2.ボランティアの学生が「義務感」ではなく、「好きで楽しいから行く」ワクワクを原動力にすること
3.「やらない・やりたくない」という気持ちも尊重し、その子の心のペースに寄り添うこと
一方で、活動を続ける中での試行錯誤も続いています。運営メンバー自身がまだ未熟であることを自覚しており、学業やプライベートとの両立、メンバー間での意見のすれ違いなど、等身大の課題にぶつかることも少なくありません。それでも、「戸塚の子どもたちのために活動したい」という情熱と真摯な姿勢で、一つひとつの課題と向き合っています。
地域をつなぐハブを目指して
今後は、日々の居場所づくりをベースにしながら、全体レクリエーションやハロウィンやクリスマス等の季節のイベント、体験型企画なども取り入れ、安定した定期開催を目標にしています。子どもたちにとって「気軽に遊び、悩みを相談できる親戚のお兄さん・お姉さん」のような信頼関係を深めていきたいと考えています。
さらに、地域全体への展望として、OIKOS戸塚は「既存の団体同士をつなぐハブ的な存在」になることを目指しています。戸塚には多くの支援団体や居場所がありますが、横の連携にはまだ深められる余地があります。『若い世代がアクティブに動き回ることで、地域内の多様な拠点をつなぎ、地域全体で子どもたちを優しく見守る温かい連鎖を作っていきたい。』そんな未来を描いています。
温かい想いの輪を戸塚のまちへ
「私たちはまだまだ未熟で、失敗することもあります。でも、この子ども食堂にかける熱い想いは誰にも負けません。子どもも大学生も、みんながありのままでいられる温かい場所にぜひ遊びに来てください」そう話す兒玉さん、齋藤さん、中村さんの言葉からは、活動に対する真っすぐな想いが伝わってきます。
試行錯誤を重ねながらも一生懸命に地域と向き合うOIKOS戸塚の挑戦。
その温かい想いの輪が、これから戸塚の街に大きく広がっていくことが期待されます。
団体情報
団体名:OIKOS戸塚活動地域:神奈川県横浜市戸塚区戸塚地域
活動分野:子ども支援
代表者:兒玉 七海
設立年月:2026年8月22日
Instagram:https://www.instagram.com/oikos.totsuka?stkn=MTgzc2UxamN2bGQ1Ng%3D%3D



