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地域活動コラム

まちづくりインタビュー

「食べられる安心」を「人とつながれる安心」へ ― フードバンク浜っ子南「夏休みこども応援セット」―

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夏休みは、こどもたちにとって楽しみな季節。一方で、学校給食がなくなり、毎日の食事やおやつなど、子育て家庭にとって普段以上に食費の負担が大きくなる時期でもあります。
そんな夏休みを迎えるこどもたちを応援しようと、NPO法人フードバンク浜っ子南では「夏休みこども応援セット」を企画。2026年7月に実施したフードパントリーを通じて、こどもたちに食品を届けました。
パントリーに参加する家庭のこどもたちに加え、母子生活支援施設くらき、ファミリーホームべテル好士、ファミリーホーム磯子台のこどもたちにも届けられ、その数は昨年を上回る297名となりました。

297名のこどもたちへ、夏の贈り物
「夏休みこども応援セット」に詰められたのは、お米1.2kgと、カルピス、お菓子、カップ麺、そうめん、鮭ほぐしなどの食品。こども一人につき1袋が用意されました。
このプロジェクトを支えたのは、多くの企業・団体、そして個人の皆さんです。
寄付キャンペーンでは当初の目標額50万円を達成し、最終的には合計116万円もの寄付が集まりました。さらに、お米やお菓子などの食品も数多く寄せられました。
7月には5回のフードパントリーを実施。集まったたくさんの「応援」が、食品という形になって、こどもたち一人ひとりへ手渡されました。
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食品と一緒に届いた「ひとりじゃない」という安心
「夏休みこども応援セット」を受け取った家庭からは、たくさんの声が寄せられました。
物価高のなか、食費を切り詰めながら生活していること。夏休みになると食費が増え、不安を感じていること。仕事をしながら一人で子育てをする大変さ――。
その一方で、「ひとりではないと感じることができた」「応援してくれる人がいることで子育てを頑張れる」といった声も寄せられています。
食品を届けることは、日々の生活を支えること。けれど、この活動が届けているものは、それだけではないのかもしれません。
「自分たちのことを気にかけてくれる人がいる」そんな安心も、食品と一緒に届けられています。

食支援から見えてきた、ひとり親家庭の「困りごと」
フードバンク浜っ子南では、利用者に「お困りのことは何ですか?」というアンケートも行い、134名から回答が寄せられました。
最も多かったのは「お金のこと」。続いて「こども・子育て」「時間」「家事・援助」「自分の健康」など、さまざまな困りごとが挙げられています。
食費や生活費だけではありません。
仕事と子育てを一人で担うことによる時間や体力の不足、こどもの進学や将来への不安、自身の健康問題など、いくつもの問題が重なっている家庭もあります。
こうした声からは、食支援の先にある、子育て家庭が抱えるさまざまな課題も見えてきます。

「食べられる安心」を「人とつながれる安心」へ
NPO法人フードバンク浜っ子南が掲げているのは、「安心が幸せにつながる食支援ネットワーク」という考え方です。
今回の「夏休みこども応援セット」も、フードバンク浜っ子南だけで実現したものではありません。
食品や寄付金を提供する人、活動を広報する人、食品を仕分けして袋に詰める人、そして、それを必要とする家庭へ届ける人。それぞれができる形で関わることで、297名のこどもたちへの支援につながりました。
フードバンク浜っ子南が大切にしている言葉に、「食べられる安心を人とつながれる安心に」があります。
食べ物を届けることをきっかけに、人と人が出会い、地域とのつながりが生まれていく。
今回の「夏休みこども応援セット」は、そんな地域の支え合いが形になった取り組みの一つです。
こどもたちが成長したとき、「自分のことを気にかけ、応援してくれた人がいた」という記憶もまた、未来を支える小さな力になるのではないでしょうか。

「NPO法人フードバンク浜っ子南」
 「食をわかちあい たすけあい ささえあえる社会へ」を目指し、食を通じた支援活動に取り組んでいます。
“安心が幸せにつながる食支援ネットワーク”として、「食べられる安心」から「人とつながれる安心」へ。地域の中で支え合える仕組みづくりを進めています。
▷紹介記事はこちら 

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