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地域活動コラム

まちの未来をつなぐ人
2026年04月23日 [まちの未来をつなぐ人]

「子どもが主役」が地域をつなぐ―戸塚・遊山箱〜子どもが主役になる場をつくりたい〜

勝田様
「子どもが主役になる場をつくりたい」そんな想いで立ち上がったのが、戸塚東口エリアで開催されているイベント「遊山箱」。
運営を支える、戸塚東口商店会 会長 勝田 雅文さん(かつた接骨院 院長)にイベントへの想いを伺いました。

徳島の伝統文化から生まれた『遊山箱』

遊山箱は、江戸時代から徳島県に伝わる文化で、子どもたちが遊山箱(三段重の箱)を持って地域を巡り、食べ物をもらいながら、人々との交流を楽しんできたといいます。
その文化をヒントに誕生したイベントが、戸塚の「遊山箱」です。
ひな祭り、七夕、ハロウィンに合わせて年3回開催され、これまでに45回を数えます。
コロナ禍で開催できない時期もありましたが、再開後は参加者が500名にまで増加。
かつて参加していた子どもが親となり、子どもを連れて訪れる姿も見られるなど、世代を超えて地域に根付くイベントへと成長しています。

遊山箱に込めた想いとは

「子どもが主役であることを大切にしたい。そして、地域全体で子どもを見守る文化になってほしい。」そう語る勝田さん。
子どもと地域が自然に関わり合う場をつくりたい。その想いが、このイベントの根底にあります。
参加者からは「これまで知らなかったお店を知ることができた」といった声も多く聞かれ、子どもだけでなく、大人にとっても地域の新たな魅力に気づくきっかけとなっているようです。
子どもを中心にしたつながりが、地域に広がりつつあります。

安心して楽しめる、街巡り体験

子どもたちは、事前に組み立てた遊山箱と地図を手に、街を巡ります。
各店舗ではお菓子と共にイベントが用意されており、楽しみながら参加できる工夫が随所に見られます。
店を巡るたびに、お菓子で遊山箱が少しずつ満たされていきます。
「暑い日も寒い日も、ときには雨の日も、子どもたちは夢中で楽しんでいるんです」
どんな日でも、全力で楽しむ子どもたちの姿が印象的です。
遊山箱は自由に装飾でき、繰り返し使うことができるため、参加するたびに思い出が積み重なっていきます。
また、地図にはルールや注意点が丁寧に記され、休憩所も設けられるなど、安全面への配慮も徹底されています。

遊山箱_2
広がり続ける遊山箱の取り組み

今後は、さまざまなイベントとのコラボレーションや、戸塚西口エリアへの拡大など、さらなる広がりも視野に入れているといいます。
一方で、安全面や子どもたちの体力、各店舗との調整など、乗り越えるべき課題も少なくありません。
「各店舗でのやりとりを通して、もっと子どもたちと地域のふれあいが深まっていけば嬉しい」そう語る勝田さん。
遊山箱は、街を巡る楽しさだけでなく、地域全体で子どもを見守る関係を育むきっかけにもなっています。
その輪は、これからさらに広がっていきそうです。

遊山箱がもたらす子どもたちと地域の未来

インタビュー中、終始笑顔で語ってくださった勝田さん。その表情からは、この活動を心から楽しんでいる様子が伝わってきました。
遊山箱は、子どもたちが主役となり、地域の中で見守られながら育っていく関係を育む取り組みです。
その一歩一歩の積み重ねが、これからの地域のあり方を少しずつ形づくっていくのかもしれません。
ぜひ、お子様と一緒に、街の温かなつながりを感じてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

【団体名】戸塚東口商店会 株式会社かつた接骨院
【所在地】〒244-0816 神奈川県横浜市戸塚区上倉田町381 プラザシブヤ1階
【戸塚東口商店会ホームページ】https://e-totsuka.info/

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